プロフィール

■ ミッション・ステートメント:

〇 学卒後、一貫して企業法務の道を歩んできました。初めは、特許等知財管理の分野で15年程実務経験を積み、理論面で研鑽を重ねておりました。

〇 その後、企業にとってのリスク・マネジメントのあり方に関心を抱き、知財管理の枠を越えて、企業法務一般の分野へと足を踏み入れました。内外に亘り、契約交渉〜契約締結・管理、契約から 派生する諸々のトラブル対応等契約実務に明け暮れ、紛争予防 (回避、最小限の抑制)には契約書の出来が最も効果的であることを実感いたしました。

〇 ところで、契約書に完璧を期するのは過剰な期待に過ぎず、また 円滑に取引を進めるためには企業間で日頃の信頼関係を構築・維 持していこうとの努力も怠ることができません。そして、いくら契約書の出来がよくても、また信頼関係の維持に努めてはいても、紛争が発生するリスクや火種は何が切っ掛けで発生するか予測はできません。そこで、一朝事あるときには紛争に対し果敢に臨み、会社の利益擁護のため全身全霊で闘争し、会社に及ぶ被害を最小限に食い止めようとする覚悟が欠かせないことも、また身に染みて体験しました。

〇 海外の企業、特に米国企業を相手に数知れぬ契約交渉や何度かの法廷闘争を味わった経験から、時間を掛け、経験を重ねて戦略的法務マインドを鍛える米国の教育環境や実務環境そして周到な法務鍛練の結果からのみ得られる洗練された法務の作法には感銘を受けるとともに、その粘り強い実務の姿勢には怖れすら抱きました。日本企業がさらに海外に出て飛躍的な活動を展開するためには、戦略的法務マインドのさらなる醸成が必要であり、合理的な法務管理の組織と作法を身に着けなければならないとしみじみ感じ入りました。

〇 この法務管理の作法、就中、契約実務に関する作法の面で、日本企業その他海外に出て転機を見い出そうとする企業に対して、支援を弛みなく行うことは、現在では私のライフ・ミッションであり、可能な限り高嶺を極めたいと思うものです。
   

■ 専門性:

○英語は、ネイティブの弁護士やビジネスパーソンと対等に  コミュニケートできるレベル。

○契約交渉、(和文・英文)契約書を含む法律文書の作成等の契約  実務及びその指導。

○合弁、事業譲渡、買収合併等組織法務実務。

○内外の訴訟・審判・仲裁等係争対応の経験から修得した紛争予防  対策。

○特許明細書作成に始まる審査・審判手続業務、特許侵害訴訟  対応、知的財産の活用等、知財経営・管理全般。

○商社審査部における経験に基づき、客先与信管理、担保契約に  よる債権保全策対応、客先倒産時における債権回収業務等、  与信取引リスク管理全般。

■ ビジネスパーソンとしての基礎研修歴:

○ 米国 Mercer University, College of Liberal Arts &
    Sciences(政治学・数学ダブル専攻)卒業、B.A.

○ 中央大学法学部法律学科(学士入学、演習科目:民事訴訟法) 卒業、法学士 

○ 筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻修了、法学修士 (修士論文のテーマ:「渉外的相殺法論序説」)

 

■ 主な経歴:

○ 今は無き老舗光学機器メーカー「旭光学工業梶vの特許室で、国内外特許管理、ライセンス契約業務に従事。

○ ベアリング・小型モーター・計測機器その他電子機器部品の開発メーカー、東証一部、名証一部上場の「ミネベア梶vの法務部で、課長職として内外法務・契約管理・係争処理全般を担当。   
○ 中堅総合商社「野村貿易梶vの審査部で、部長補佐職として内外与信取引に関し客先の与信審査、債権管理法務、債権回収実 務等を担当。

○ コイル等電子部品の開発メーカー、東証一部上場企業、 「スミダコーポレーション梶vの法務部で、法務部長職として 企業法務全般及び知財管理を統括すると共に、米国・中国・台 湾の三国を跨ぐ特許侵害訴訟を会社に有利な形で終結(米国で の訴訟は連邦高裁まで争い、勝訴。その他訴訟は一審で和解に より解決)。
後任への業務承継後は、法務アドバイザーに就き、後進等の指 導・教育に当りました。

○ フリーになった後は、溶剤再生事業の某開発メーカーで法務・ 知財管理業務のアドバイザーを現在まで務めるとともに、研磨シート・研磨剤で戦前より長い業歴のあるメーカーでは法務・知財アドバイザーとして様々な法務・契約・コンプライアンス案件に関わったり、グローバルに営業するヘルスケア・サービス企業の法務部支援等の実績があります。また、電設資材メーカー、化学品メーカー、商社等において継続的に法務・知財管理を支援しております。

 

■ 登録資格及び所属団体:

〇 特定行政書士(日本行政書士連合会登録番号第15080633
    号)

〇 栃木県行政書士会会員第2486号、那須支部所属)

〇  海事代理士(国土交通省関東運輸局登録)

〇 東京商工会議所特別会員、海外展開支援パートナー

〇 JETRO登録専門職

〇 中小企業基盤整備機構(中小機構)SWBSパートナー企業

 

■ ビジネス活動と癒しの循環を楽しむ:

〇 '20年に入り、新型コロナウィルスが日本中に感染者が拡が
 り、中でも東京周辺では感染リスクが脅威となってきたた
 め、東京事務所において通常業務を遂行することが難しくな
 ってきました。そこで、同年8月から思い切って事務所を那
 須町に移転いたしました。
 9年振りに職住近接となり、地元那須地区の皆様の抱える問
 題にお応えするために活動を始めました。
 だいぶ前には首都圏移転の構想も浮上し、気候が比較的安定
 し、自然災害の少ない地区で、経済・芸術・文化の振興に一
 役買うような働きができれば重畳と考えております。

〇プライベートでは、家族も同然のトイプードル一やたくさん
 の犬友と戯れたり、ジョギング、そしてコミュニティーのイ
 ベント等を通じてほっこりした隣人の皆様との交流を楽しみ
 ながら、鄙びた里の生活、そ して鳥の声・木々の緑・爽風で
 一杯の自然に浸っております。